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インプラントと総入れ歯、どちらがおすすめですか?

入れ歯もインプラントも失った歯を補う治療方法ですが、インプラントは、顎の骨に金属の土台を埋め込み、その上に被せ物をして歯を補う「外科手術」です。その点が入れ歯との一番大きな違いです。それに対して入れ歯は、歯を表面的に補うものなので手術は不要です。

「インプラント」という名称は、昨今よく知られるようになりましたが、その具体的な治療法やメリット・デメリットなどについては、まだまだ熟知されてはいないように思います。それと同時に、「近年の入れ歯の進歩」についても、残念ながら周知が遅れているように思われます。

インプラントのメリットとデメリット

インプラントのメリットとデメリット

インプラントは、「入れ歯に取って代わる画期的な技術」と謳われることがありますが、どのような治療方法にもメリットとデメリットの両面があります。

支柱を骨に埋め込む形となるインプラントは、歯を支える力や安定感に優れていることは確かです。ただし、総入れ歯に匹敵する本数の義歯を全てインプラントで支えるとするならば、それなりに多くの本数のインプラントを埋め込む必要があります

また、ご自身の歯を失うことになってしまった原因が重度の歯周病だった場合には、顎の骨が薄くなっていることが予想されるため、体への負担も大きくなります。

さらには、インプラントにした後も、歯周病に対する適切なケアの継続が必要です。入れ歯は歯周病にはなりませんが、インプラントの場合は、歯周病に似た「インプラント周囲炎」に侵される危険があるからです

インプラント周囲炎におかされた場合、やり直しをする必要があります。

特に一生涯にわたる治療方法を希望される患者さまにお伝えさせていただきたいことは、お口の中の状態は常に一定ではなく変化するため、それは誰も予測できないということです。

そのようなことを考慮し、高齢者の方には、メンテナンスと修理が容易な方法を選択していただきたいと思います。

インプラントではなく、総入れ歯を選ぶ8つのメリット

①口元を自由に作ることができます

インプラントにはできなくて、総入れ歯にはできること。それは、口元を自由に作ることができることです

歯を失うと、骨が吸収して、口元がへこみ、老けて見られることがあります。

インプラントは、骨が吸収し、凹んでしまった部位に入れるため、本来あるべき歯並びよりも内側に歯が並ぶため、内側からボリュームを出すことが難しいと思います。

総入れ歯は、口元の内側からボリュームを出すことができるため、ほうれい線を目立たなくすることができます。また、かみ合わせを整えることで口の周りの筋肉がしっかりと使われるため、バランスの良い、美しい口元を取り戻すことができます。

美しい横顔

例えば、美容皮膚科で、しわを目立たなくするように治療をすることがありますが、総入れ歯は、骨が薄くなった部分を内側から膨らますことができるため、特別なことはしなくとも膨らみを保つことができます。

歯の大きさも、その方に一番似合う大きさを、顔の大きさや鼻の膨らみなどから測定します。唇から覗く歯の長さ、なども自由に決めることができます。

②取り外しができます

取り外しができるということは、総入れ歯の大きなメリットです

取り外しができる総入れ歯

なぜならば、一旦インプラントで治療を行うと、痛みがあったり炎症が起きたりしても取り外すことがなかなか難しいからです。

私たちのイメージからすると、取り外さなくとも良いというインプラントのイメージはまるで自分の歯のように感じますが、治療後の歯周のメンテナンスは通常の歯の何倍も大変です。

多くの歯を歯周病で失った方がインプラントをすることで、また同じことを繰り返してしまう可能性もあります。(インプラント周囲炎)

総入れ歯はたとえ痛みが出たとしても、調整をすることで簡単に治療ができます

③修理ができます

取り外しができるということは、修理ができます。長く使っていると、入れ歯にヒビが入ったり、人工の歯が割れてしまったり、取れてしまう場合もあります。

修理ができる総入れ歯

総入れ歯であるならば、当院ではお預かりしなくとも、その日のうちに修理ができるため、歯がない状態を作りません。

④お口の中を清潔に保つことが可能です

昨今、高齢化が進み、肺炎による高齢者の死亡原因第1位が「誤嚥性肺炎」となりました。口の中が不潔になると、バイキンが気管に入り肺炎を引き起こします。

お口の中を清潔に保つことが可能

総入れ歯の場合には、常に入れ歯を清潔に保つことが可能です

また、万が一、将来的に大きな病気をされたり、入院をされることがあったとしても、第三者が口の中を清潔に保つことができます。

インプラントを入れていることを、周りに知らせてない方も多く、お手入れが十分に行き届かないことが問題ともなっているため、総入れ歯であることは、誤嚥性肺炎を招く可能性を軽減させるとも言えると思います。

⑤全身疾患をお持ちでも、安心して治療を受けていただけます

患者さまからご相談をいただく中で、全身疾患を持っていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。

例えば、コントロールされた糖尿病の方は手術が可能であるとされています。

全身疾患をお持ちでも、安心して治療を受けていただけます

しかし、患者さまの5年後10年後は誰も予測できません。糖尿病は、さまざまな合併症を引き起こす病気です。

基本的には、当院ではインプラント治療は糖尿病などの全身疾患がある方には、コントロールができている場合でも総入れ歯をおすすめしています。

骨粗鬆症などもインプラント治療が制限されます。今は問題なくとも、長いスパンを考える必要があると思います。

⑥外科的処置がありません

患者さまの中には、外科的治療が怖いと思われる方が少なからずいらっしゃいます。

インプラント治療に一歩踏み出すことができない方、骨が薄くてインプラントができないと言われた方、総入れ歯は、外科的な治療を伴ないません

⑦金属アレルギーがある方でも安心して治療を受けていただけます

金属アレルギーがある方でも安心して治療を受けていただけます

口の中に入る金属にはさまざまな種類があります。患者さまの中には、金属アレルギーをお持ちの方が少なからずいらっしゃいます。総入れ歯は、金属を使わなくとも製作できるため、安心して治療を受けていただくことができます

⑧歯がない状態を作りません

インプラントなど外科的治療をした直後は、歯を入れることができません。また、抜歯直後は、そのままである場合が多く、患者さまは、マスクをしながら数ヶ月過ごすことを余儀なくされることもあります。

しかし、当院で治療を受けていただく総入れ歯は、歯がない状態を作りません

歯がない状態を作りません

歯がある状態で、一度型取をさせていただき、模型を作ります。

患者さまの顎の状態、歯を失った状態を再現し、仮歯を作っておきます。これは、大変高度な治療ですが、一番辛い思いをされているのは患者さまです。

できる限り、日常生活に支障がないように、手間暇は惜しまず治療をさせていただきたいと思います

抜歯直後から、仮歯が入るため、お食事もしていただき、傷口がふさがるのを待つことができます。

口元は、食事をするために重要な器官であると同時に、コミュニケーションにおいても非常に大切な意味を持ちます。今までの入れ歯に満足されていない方も、これからの治療に迷っていらっしゃる方も、ぜひ当院で、ご満足いただける治療と出会っていただきたいと思います。

さらに当院では、「活かせる歯が数本残っている」という場合には、ドイツで開発された「レジリエンツテレスコープ」という治療方法にも対応していますので、どうぞ諦めずにご相談下さい。

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