総入れ歯になる年齢について
総入れ歯になる年齢について、自分は平均よりも早いのではないか。と、歯科医院への問い合わせを躊躇される患者さまがいらっしゃいます。
「総入れ歯になる年齢はだいたい何歳ぐらいなのでしょう。」
こちらは、5年に1度実施される、歯科疾患実態調査の平成28年度の調査結果です。
※平成28年度 歯科疾患実態調査(表16 補綴物の装着の有無と各補綴物の装着者の割合)より
50~54歳で全体の0.9%、75~79歳で20.1%、85歳以上で46.3%となっています。
この時期は、ブリッジや部分入れ歯など複数の被せ物を有しているため、総入れ歯になるまでに結果的に年齢が高まります。
確かに、数値だけ見ていると、30代、40代の総入れ歯は出てきません。
しかし実際は、当院に来院される患者さまの中には、30代前半から総入れ歯の方はいらっしゃいます。
総入れ歯になる原因は歯槽膿漏であったり、虫歯が多くあったり、理由は様々ですが、何故なのか考えて落ち込んでしまうよりも、治療後のメリットを考え前向きに考えていただきたいと思います。
総入れ歯になる年齢について気にするがために、歯科医院へ行かずに引きこもりがちになってしまうケースもあるため、私たちは前向きに患者さまを導く必要があると感じています。
先日、治療を終えた30代の患者様。
総入れ歯だということに、誰も気づくことはないと思います。総入れ歯になったというネガティブな気持ちよりも、美しくなって、しっかりと噛むことができ、健康になったという嬉しい気持ちの方が勝ると多くの患者さまがおっしゃいます。
余談となりますが。。。
私が治療をさせていただいた、総入れ歯の患者さまは、その後かなりの確率で恋人ができたり、結婚される方がいらっしゃいます。
恋愛にも仕事にも積極的になることができ、人生やパーソナリティーまで変えてしまう総入れ歯により、きっと素敵な運が巡って来るのではないかと思います。
初めて当院の上下の総入れ歯を装着させていただいた患者様より、その後の様子をお聞かせいただきました。
若くして総入れ歯になってしまったと落ち込まれていらっしゃる方、ぜひこちらのブログ、実際の患者さまの体験談を読んでいただき、前向きに考えていただくことができればと思います。