総入れ歯 お顔の形が最も美しく見える基準について
総入れ歯の作成において、お顔の形が最も美しく見える基準として、当院ではダヴィンチ・ウイルス法という計測法を用いています。
レオナルド・ダビンチは、人間が美しく見える基準について法則化し、素晴らしい絵画を描いています。その法則というのは『内眼角から口裂の距離は「鼻下点からオトガイ下点」「鼻下点から鼻根点」「鼻根点から顔面と頭蓋の境」「瞳孔間距離」「耳介の長さ」「眉上隆起の端から耳孔端」までの距離と等しい』という法則です。
当院では、このレオナルド・ダビンチの比例法を応用し、患者様が一番美しく見える総入れ歯を製作します。
また、患者様が美しく見える総入れ歯の製作において大切なことはかみ合わせです。
患者さまが一番リラックスしている状態で噛めるように、私たちは様々な方法を用いて治療を進めます。
そのうちの一つは、「ゴシックアーチ」という工程です。
ゴシックアーチとは、個々の患者様の「顎の動きの出発点」を探すために行われます。顎を前方や左右に動かしていただき、バランス良く動いているかどうかを確認する工程でもあるため、総入れ歯製作には欠かせない記録です。